異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
それというのも、規則規律を重んじる騎士団では、違反行為に対しての処罰が重い。ちなみにサボりはその最たるもので、除団処分に相当する重大な違反行為だった。
「王都の菓子屋に……」
菓子屋? 聞こえてきたその単語が気になって足を止めた。
「菓子屋など、普通に考えてあり得んだろう……。いったいどうしてそんなところに訓練をサボってまで出向く必要があったのだ?」
「……頼まれて」
「誰に頼まれたのだ?」
「それは……」
師団長のこの質問に、騎士はうつむいて言いよどんだ。
その煮えきらない態度から、俺の脳裏に、ピンとくるものがあった。
「師団長、そこの騎士の処遇を俺に任せてはもらえんか?」
俺はふたりの前に進み出てると、第二師団長に向かって言った。
「騎士団長!?」
「へっ!?」
突然降って湧いたように現れた俺に、師団長のみならず、件の騎士までもが驚きの声をあげた。