異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
「ねぇマリー、こう? 今ので合ってる?」
「うん、上手」
「なぁ、そんな歌初めて聞くけど、ほんとにある歌か?」
「へへへっ、半分ほんと」
なっ!? そうしてほんのわずかに下った先で、俺の目に衝撃的な光景が飛び込んできた。
まず、我が目の正気を疑った。しかし、瞬いて再び映した光景もまた、先ほどと寸分も変わらぬ光景で、俺は目の前の光景が現実であると知る。
目の前には、川面に体を大の字にして浮かぶマリーナ。その腹に、半身を凭れかけるようにして浮かぶ少女。そうしてマリーナの肩にしっかりとしがみ付いて浮かぶ少年。
「マリーナァアア!!」
俺は弾かれたように愛馬から降りると、ロープと浮具を握りしめ、漂うマリーナにほど近い川縁ギリギリに駆け寄って声を張る。
「え? あ!! ライーっ!!」
俺に気づいたマリーナが、衝動的にガバッと半身を起こす。
「キャッ!」
「ぅわぁっ!?」