異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~


 どちらにせよ、これで証拠はすべて俺が握った。
 これを議会の審議にかければ、すべて方がつく。
「この後は、議会からの聴取呼び出しまで自室にて謹慎待機を命ずる」
「議会? 聴取? おい、いったいなんの事を言っている!?」
 ……なにを言っても、今のこ奴には響くまい。
「この部屋は外鍵にて施錠、逃亡に留意して監視しろ。俺は王国議会に向かう」
「はっ!」
 副団長以下に指示を残し、踵を返す。
 俺は出そろった証拠を手に王国議会に向かった。この上はもう、リィ・ヴァーウンドに一瞥もしなかった。


***


 ……ん。
 段々と意識が浮上してくるのを感じながら、小さくまぶたを震わせる。
 ……えーっと。
 たしか私、ライが出ていった後すぐ寝て、アイーダが運んでくれた朝ご飯をおしゃべりしながら食べて寝て、アイーダが運んでくれた昼ご飯をおしゃべりしながら食べて寝て……うわぁ、どうりでよく寝たぁ〜。
「マリーナ、目が覚めた?」


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