異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
私がうずうずを我慢できずに衝立の反対側に回り込み、見て見てってへっこんできたお腹を見せたとき、もう股ずれしないんだって太腿を見せたとき、ライは眉間に皺を寄せ、こめかみに青筋を浮かべながら視線を逸らした。そのちょっと慌てたような、ライのシャイな様子が、なんだかかわいいって思った。
ライが喜んでくれるから、私は痩せるのがうれしかった。
「……私は、ライが喜んでくれるのが好き。……ううん、私はライが好き」
つぶやきが、とても自然に口からこぼれ出た。
……もう、隠しようなんてない。いつの間にか私は、ライが大好きになっていた。
たぶん、ライの眉間の皺がトレンドマークなんだって思えた頃には、もう好きになっていた。
今思えば、私は好きなライにだから、おっぱいを見られて悲しくて泣いちゃったんだ……。
だけど私は恋に破れた。
ライは、私のおっぱいより、プローテイン公国でライを待つスラリとした長身に、キュッとくびれたウエストの王女様のおっぱいを選んだ。
「ライ、今までありがとう……」