異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
ここでライは一呼吸をおいて、私の目をしっかりと見つめて続けた。
「マリーナを愛している」
この瞬間の感情は、私自身にもよくわからない不思議なもの。
ただ、心も体もとてもふわふわとしていた。ライと私以外のすべてが遠くかすむ。
ライと私のふたりだけが、今この瞬間を支配していた。
ライは私を見つめたまま、さらに言葉を重ねた。
「俺はマリーナ以外を望まない。俺が一生涯ただひとり、望むのはマリーナだ」
ライは額にいただいていた私の手を口もとに引き寄せて、もう一度そっと手の甲に口づけた。だけど今度の口づけは、手の甲だけじゃなかった。
ライは口づけた私の手を返すと、手のひらにもそっと唇を落とした。
手のひらへのキスは、懇願。
「マリーナ、俺はあなたほどに魅力的な女性をほかに知らない。マリーナ、俺はあなたがいとしい」
ライは私に愛を伝へ、愛を乞う。
こんなにも一途で真摯な愛が、果たしてほかにあるだろうか?
「ライ……」
私の声は、震えていた。だけど心は、もっともっと熱く震えていた。