異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
私の胸に、奔流みたいな歓喜が巡る。次いでほとばしるのは、あふれるほどのライへの愛しさ。
「ライ! 私だって、ライが好き! ほかの王女様にライを取られちゃうのが嫌だった! 心の奥底では、権力に物を言わせてライを私のもとにとどめ置いてしまおうかって、何度もそんな醜い想像をした。それでもやっぱり、ライの心が伴わないんじゃ意味なんかないって、そう思って……、っ!!」
嗚咽混じりに、ぶつけるみたいに、私の気持ちを告げた。
ライにギュッと抱きしめられたことで、言葉は最後まで言いきる前に途切れた。
だけど私の思いはもう、きっとあまさずライに伝わっている。きつく抱きしめられて、その胸から響く鼓動が、触れ合った部分に感じるぬくもりが、言葉以上に雄弁に語る。
「……マリーナ」
「ライ……」
私とライはどちらからともなく、互いの心を分け合うように、慈しむように、そっと唇を重ねた。
愛する思いは熱く、そしてどこまでも優しい。
その後、私たちに言葉はなかった。ずっと長いこと、私とライはきつく抱き合って互いのぬくもりを感じていた。そうしてたまに確かめるように唇を寄せ合って、微笑み合って、また抱き合った。