異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
「マリーナ、ラスト五回だ! 五、四、……」
ぅぬぬっ! よいしょっ! こらしょっ! うんしょっ!
「よし! 五分間休憩したら、もうワンセットだ」
五回目の腹筋を根性で起き上がった私は、バフンッと芝生に寝転がった。
そのまま、ぜぃ、はぁ、と上がる息を整えていたら、私の足を抑えていたライが、私の頭をポンポンッとなでた。
「へへっ」
私はうれしくなって、ライの手に甘えるように、頭をすりすりと寄せた。ライとの減量計画ももう終盤、あと二週間ほどで全日程が終了する。
最近ではすっかり脂肪が落ちて、かわりに筋肉がついてきた。今では腹筋も背筋も腕立ても、すべてのメニューを問題なくこなせるようになっていた。
「ライ・ザック騎士団長、失礼いたします。少々、お時間よろしいでしょうか」
「なんだ?」
私がライのなでなでに夢心地で身を委ねていたら、ライのもとに騎士がやって来た。
「ライ、私向うで待ってるね」
「すまんな」