異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~

「ふふふっ。姫様ったら、おかわいらしい。ライ・ザック殿をメロメロ腰砕けにしたいんですか? ふふっ」
「ア、アイーダっ!」
 なんと、アイーダに恥ずかしすぎる独り言を聞かれてた!
「き、聞き間違いじゃない!? 私はべつに、ライをメロメロ腰砕けにしたいだなんて、思ってないもん!」
 私は慌てて取り繕ってみせたけど、アイーダの余裕の笑顔が、全部わかってますよって、そう言ってる。
「ふふふっ、そうでしたか。それよりも姫様? そんなカボチャのパンツ一丁で姿見に張り付いて。なにか羽織りませんと、風邪を召されますわ。脂肪とは存外温かいですから、それをなくした今後は、冷えにも気をつけませんと」
 アイーダは私の肩に、パサッとガウンを掛けつけた。
「あ、ありがとう」
 ガウンの前を合わせながら、チラリと横のアイーダに目を向ける。
 これまで私は、食べることにしか興味がなかった。だからアイーダのことも、ただ細っこいとしか思っていなかった。
 だけど今、改めて見るアイーダのスタイルは、ものすごかった。


< 310 / 325 >

この作品をシェア

pagetop