異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
「……はぁい。気をつけてね〜」
アイーダを見送った私は、よたよたとソファに沈んだ。
ど、どうしよう!?
そんな恥ずかしいこと、ライになんて頼めないよっ! だって、だってねぇ……。
……ほんとうに、そう?
その一瞬、私は想像した。
逞しいライの胸に抱きしめられて、ライの大きくて温かな手のひらでやわらかに揉みしだかれて……。
っ!!
浮かんだ想像に、ゴクリと唾をのみ込んだ。だけどさらにあふれる唾液に、もう一度ゴクンとした。
「ハッ! やだっ、ライがお迎えに来ちゃうよ〜!!」
顔を上げ、壁掛け時計を目にした瞬間、私は大慌ててドレスをかぶり、集合場所の王宮正門に走った。
「ラ、ライ! お待たせ!!」
案の定、私が王宮正門から飛び出したときには、すでにライが私を待っていた。
「いや、……マリーナ? ずいぶんと顔が赤いようだが、まさか熱でもあるのか?」
駆け寄る私に一度は微笑みかけたライは、しかし私の顔を覗き込むと、その表情を険しくした。