異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~


 すると突然、チロルが私の足にバフンと抱きつきながら興奮気味に叫んだ。
「わっ!」
 バフンの衝撃で、すっかり軽くなった体がうしろにのけぞれば、ライがさり気なく背中に手をそえて支えてくれた。
「あんまりにも綺麗になっちゃって、わかんなかったよ!」
 カールも興奮気味に言い募る。
「あれから私、ダイエットに成功したんだ」
「この短期間ですごいな、マリー!」
「だけどマリーがこんなに素敵になって、お魚のお兄ちゃんはますます気が気じゃないわね」
 私はチロルがライに向けて語った言葉に首をかしげた。
「チロル、カール、久しいな。そういえばスロウは今日が公休だったか。弟妹を連れて買い物にでも出てきたか?」
 ライは苦笑と共にチロルの頭をワシャワシャとなでて、サラリと話題を次へと移した。
 ……へぇ、そっか。騎士の青年だけずいぶん年が離れてるけど、三人は兄弟なんだ。
 年の差兄弟という私との共通点にほっこりと微笑んだ。


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