異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~

「マリーナ……!」
 私とライの境界すら曖昧になって、互いに溶け合っていくような錯覚。
 引いては寄せる波のように、愛にはきっと暇がない。
 私はずっとライにすがり、ライとふたり、幸福な情愛の波間を漂っていた。

 ライは、「お願い」した以上の熱量で私に応えた。すでにコトは、おっぱいどころの話じゃない。
 結果的に、私はライの手で、メロメロ腰砕けにされた……。
「……あれ? 私がライをメロメロ腰砕けにする予定だったんじゃ……」
「マリーナ、空事なんて余裕じゃないか。まだ、いけるな」
 壮絶な色香をたたえ、ライが微笑む。
 ライのブルーの双眸が、情欲にけぶっていた。
「え? っ、あっ、あんっ!? ……ぁあっ、ライっ!!」
 嘘でしょう!?
 だって私、もうくたくた。
 これ以上はもう、どこにだって、行けないよーっ!!
「あっ、ぁあっ……」
 だけど最後は、ライに押し流されてどこまでも突き進む。


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