異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~


 ……そうだよね。ライには苦手なこと なんて、なさそうだもんね。
 完全無欠の騎士団長と自分を同列に考えたことが、なんだかちょっと恥ずかしかった。
 しょんぼりと肩を落としていれば、そえられていたライの手が、励ますように背中をポフポフとなでた。
「なに、マリーナ。体が軽くなってくれば、自ずと走りの速度も上がる。だから鈍足を気にすることはない」
 ……私はべつに鈍足を気にしていたわけではないのだが、追及されても面倒なので、素直にうなずく。
「マリーナ、そろそろ息も落ち着いたな。早速 腹筋運動、背筋運動、腕立て伏せで筋力の測定だ」
 ライは最後にもう一度、鼓舞するように私の背中をトンッと叩いて手を離した。
「……はい」
 本当はまだ少し息切れが残っていたが、これが完全に落ち着くのを待っていたら日が……以下同文だ。
「まずは腹筋からだ。五分間の腹筋運動、始め!」


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