異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
腕立てを開始するべく、四つんばいの構えから、いそいそと板のポーズに……あれ?
おかしいな?
よし、今度こそ! ……ん?
あ、あれ?
よし、もう一回! ……ん?
けれどどんなに腕に力をこめても、四つんばいの体勢から膝を浮かせた瞬間に、べちょっと体が地面に沈む。
……まさか、腕立て伏せ以前の問題が、浮き彫りになった。
私、板のポーズになれない!
「ライ・ザック殿、姫様は——」
「自重が、支えられないんだな」
ライの言葉はもう、疑問形じゃなかった。確信した様子で、重く告げた。
それを聞けば、あまりにもふがいない自分がちょっと、恥ずかしくなった。
……あ! だけど背筋なら腹筋と違って、反らすだけ! それなら私にもできるはず!
「ライ! 私、背筋ならちゃんとできると思うの!」