異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
私は自発的に、いそいそとうつ伏せに寝そべる。
けれどそんな私の肩を、ライの手がポンッと叩いた。
え?
「マリーナ、背筋は中止だ。無理にのけぞろうとして、腰を痛めては元も子もない」
聞かされた言葉に驚き、反射的にゴロンッと仰向けに寝返って、ライを見上げた。ライはこれまでとなんら表情を変えず、私を見下ろしていた。
静かなライの瞳には、私を馬鹿にしたり、あきれたり、そんな色は微塵もない。
だけど私は、 ライによって告げられた『中止』のひと言に、なんだか突き放されてしまったように感じて、一気に悲しくなった。
目頭が勝手に、ジーンと熱を持った。
「マリーナ」
そんな私の様子を見て なにを思ったか、ライは寝転がる私の背中にグッと手を差し入れると、私が起きるのを 手伝った。
すると今度はグイッと私の腕を引き、立ち上がらせてしまった。
……やだ、ライってば力持ち。