異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
私はかなりの重さがあるはずだけど、ライは起こすのも立ち上がらせるのも、片腕だけで軽々とこなしてしまった。
「現状に落ち込む必要などない。もちろん、焦りも不要だ。正しく己を知り、今後を変えていけばいい」
「ライ……」
今日、会ったばかり。しかもその第一印象は、「おっかないガチムチマッチョ」だった。
「体力測定はここまでだ。今後の減量計画の補足は、王宮でしよう」
ライは王宮に向かい、颯爽と歩きだす。
前を行くライのうしろにくっ付いて歩きながら、私はもうライをおっかないとは思わなかった。……顔は怖いけど。
ここは、再びの接見室。
「このノートに朝晩の体重、毎食の食事量、その日こなした運動メニューを記載して、翌日俺に渡すことを習慣づけてくれ。俺が気づいたことを 一筆書きそえてノートを返却する。自分の手で記すことで、現状の把握にもつながる」
……えぇ、面倒くさい。