異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
何種類かの葉っぱの中から、先ほど口にしたピリリと刺激的な風味の葉っぱをフォークにのっけてつぶやく。
そうすれば私の独り言を聞きつけて、アイーダが相好を崩す。
「姫様、それはマスタードグリーンと申しまして、辛さこそありますが青くささやクセがなく、サラダとして人気の葉野菜でございます」
「へー」
フォークにのっけたマスタードグリーンをパクッと頬張る。
ゆっくりと噛みしめて、口内に広がるピリっとした辛さを楽しんだ。
私は素材の味を味わいながら、いつもの倍の時間をかけて朝食を取った。そんな私の様子を、アイーダが優しい眼差しで見つめていた。
「おはようございます、ライ」
私の顔をひと目見て、ライは眉間の皺を深くした。
強面が、さらなるド迫力の強面に変わる。
……え、また!? どうして? なんでライは、私を見て般若になるの?
二日目になれば、ライのおっかない眉間の皺にも、多少の耐性が付いた。だけどこんなふうに睨まれれば、やっぱり心は傷つく。