異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
もしかすると、私はライに嫌われているのだろうか……? そりゃ、そうだよ。
お父さまの命令で、私の減量なんかに付き合わせちゃってるんだもん。だから、ライの反応は至極当然だ……。
自分を納得させてみたものの、心はやっぱり晴れなくて、ライの視線から逃げるようにうつむいた。
「マリーナ、昨夜はきちんと眠れたのか?」
頭上からかかるライの声が、なんだか厳しい。
その表情を確認する勇気はないけれど、声だけを聞けばライは怒っている。
ここで、お腹が減って眠れなかっただなんて答えたら、あきれられちゃうに決まってる。もしかすればライが、もっとおっかなくなっちゃうかもしれない。
「はい! ぐっすり熟睡できました!」
なので私は力をこめて うなずいた。
「……そうか。では、早速ノートをもらおう」
少しの逡巡の後、ライが私に手を差し出す。
「はい」
私はいそいそと、脇からノートを引っ張り出して渡す。