異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
だけど混乱は、続くライの言葉で霧散した。
「はい……」
……あぁ、やだなぁ。
今日から、本格的な運動メニューを始めると聞かされている。
私、いったいなにをやらされてしまうんだろう。気分はブルーを通り越し、暗雲漂う真っ黒けっけだ。
「現状では、本格的な運動以前に、まずは基礎体力をつけるところからだ。まずはランニング、いや、ウォーキングで運動習慣を身につける」
「え? タイヤ引きとか、ウサギ跳びとか、しなくていい?」
思わず、つぶやく。 だって、 前世で目にしたスポ根ものの過酷なシゴキといったらこれだった。
ライは、冷酷無慈悲と誰もが恐れる騎士団長だ。だから私にも冷酷無慈悲な運動メニューが言い渡されるに違いないと、戦々恐々としていたのだが……?
「……したかったのか?」
ライが眉間に皺を寄せ……いや、皺を寄せるかと思いきや、ライは途中で不自然に眉をヒクヒクとさせながら聞いてきた。