異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
ライは私の足をひと目見て、岩のように固まった。
……そりゃ、そうだ。立派すぎる大根に、驚いちゃったよね。
「へ、へへっ?」
困ったときにとりあえず笑う、これは 前世で染み付いた日本人の性……。
だけど、今の私に笑う以外の手はなかった。だって、ほんのちょっとでも気を緩めれば涙が出ちゃいそうだった。
……うっ、うぅぅっ。やっぱり前言は撤回で、気を緩めなくたって涙が出ちゃう。
「マリーナ! どうしてこんなになるまで言わなかった!? こんなに赤くなっていたら、相当痛んだだろうに」
だけど私のこぼれかかった涙は、ライにギューッと抱きしめられたことで、びっくりして引っ込んだ。
しかもライは立派すぎる大根そのものには頓着せず、大根の傷みにとても慌てていた。
……たしかに内腿、股ずれで見た目にも真っ赤っか。これじゃ立派な大根も、売り物にはならなそうだ。
「いや、俺が気づくべきだった。マリーナ、こんなになるまで気づいてやれず、つらい思いをさせた。すまない!」