異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
私の股ずれは真っ赤っかで、泣いちゃうくらい痛いけど、流血沙汰に比べれば怪我の内にも入らない。
それにライの真剣そのものの様子を前にすれば、ひとり恥ずかしがっている自分が馬鹿みたいにも思えてきた。
……私ってば、なに大根出し渋って、恥ずかしがったりしてたんだろう。その大根、さっさと漬け込んで、かさを減らしてから出直してこいって話だよ。あ、その例えだと細くはなるけど、しわしわになっちゃうか……。
「マリーナ、待たせたな」
私がアホな想像を巡らせているうちに、ライが薬瓶を手に戻ってきた。
「いえ、薬をありがとう」
私は薬瓶を受け取ろうと、ライに向けて手を伸ばす。
けれど、私が差し伸ばした手は華麗にスルーされ、ライは薬瓶を持ったまま私の向かいに膝を落とした。
え? なになに?
私が状況を把握できずにまごついているうちに、ライはキュポンッと薬瓶の蓋をはずし、右手に軟膏をすくい取る。