墜落的トキシック
「はい……?」
思考回路がショートして。
あんぐりと口を開けたままニッセンを見つめた。
声には出していないものの、佐和くんからも驚いている様子がひしひしと伝わってくる。
「よし、決まりだな」
何の冗談かと思ったけれど、ニッセンは至って真面目な顔をしている。
「ちょ……っ、と待ってください! どういうことですか、それに修学旅行実行委員なんて」
初耳なんですけど、と詰め寄った私にニッセンはひらひらと手を振って。
「今日の職員会議で、そろそろ実行委員を決めようかって話が出たんだよねー」
私たちの学校の修学旅行は二年────つまり今年の秋に行われる。
それに向けて、各クラスから二人ずつ選出した実行委員で計画を進めていくらしい。
手短に説明したニッセンは私と佐和くんを見据えて。
「で、ちょうどいいところに二人組発見ってわけ。ホームルームで募ったところで、皆嫌がるだろうしね」
「私も嫌です……っ!」
「佐和と一緒だから、何とかなるだろ。仲良しなんだし、隣の席っていうのも好都合でしょ」
先生の佐和くんへの信頼度が高すぎる。
それに、大前提として。
「あのっ、別に佐和くんとは仲良くなんてないです!」
勘違いも甚だしい。
必死の思いで否定したのに。
「えー? その格好で言われてもなあ」
「……?」