墜落的トキシック



皮肉かよ、と心の内で悪態をついてみる。



『……私って、ばかだなあ』




空の色も空気も、
こんなに爽やかで清々しいのに。



私のなかでだけ、どろどろの感情が増幅していく。

醜くて、でも醜いからって簡単に捨ててしまえるわけじゃない。



そんな感情に支配されていく。




『……ハル』




ほんとうに、終わったの?



ううん、終わったんだ。

ハルと私は終わったの。
ハルが終わらせたの。終わりを望んだの。




すっからかんの心と一向に止まらない涙が、なによりの証拠だ。



効果音をつけるなら、ぼろぼろ。

体中の水分が全部目から出ていくんじゃないかってくらいの勢いで落ちていく。





涙が透明なのが不思議だった。


私のなかでは、今、

いろんな色をぐちゃぐちゃに混ぜて無理やり黒に近づけた、みたいな醜い感情がどろどろに渦巻いているのに。




いっそのこと、青に溶けてしまいたい。
醜い感情ごと消えてしまいたい。




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