スパークリング・ハニー
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運動部の練習、それも合宿。



それを間近で手伝う、なんてなにもかもが初体験で目の前で繰り広げられるひとつひとつが新鮮に目に映る。




あのあと、部員のみんなはアップ、それからすぐに坂道ダッシュ。

間髪入れずにトレーニングのフルコースが始まった。




バスでの長時間移動を終えた直後だったのに、疲れのひとつも見せないで駆け回るみんなに、すごい、と思わず感動しながら、私はゆんちゃんと一緒に休憩所がわりのテントを設営したり、スポドリやタオルを準備したり。



こもりんを遠くから見ていたときも、マネージャーって選手とはちがう忙しさがあるなあと思っていたけれど、実際経験してみるとそれ以上だった。



器用にテキパキと状況に対応するゆんちゃんを尊敬しつつ、私も頑張らねばと改めて思ったのだ。



でも大変なことばかりではないってこともわかったよ。


篠宮くん以外の選手としっかり関わるのは初めてに等しかったけれど、みんな気さくで優しくて、話しやすい人ばかりだ。



飲み物やタオルを差し出すと、絶対に「ありがとう、助かる」ってひとこと添えて笑顔を向けてくれる。

こんな私でも少しは力になれているのかなって思わせてくれるの。



そういうところにマネージャーのやりがいのひとつがあるのかもしれない。




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