スパークリング・ハニー
「あれ?瑞沢ちゃん?」
「どしたの、固まって」
カチンコチンに固まった私にきょとんと首を傾げる。
だ、だ、だって!
「は、は……」
「は……?」
裸!!!
扉の向こうから次々と現れる男の子たちの大半が、ズボンだけを身につけた状態。
上半身が裸のままなの。
お兄ちゃんやお父さんで少しは耐性があるとはいえ、こんなに大勢の裸体……しかも、しっかりと鍛え上げられた筋肉があらわになっていて。
いったいどこに目を向ければいいか、わからない。
目の前に迫りくる肌色に思わず頬を染めつつ、戸惑い、おどおどしていると。
「……!?」
急に視界が真っ暗になる。
目元に感じる感触、これは、大きな……手のひら?
誰かが、目を覆ってくれている?
困り果てていた私を見かねて?
この状況でそんなことをしてくれそうなひと、なんて。
「おいお前ら、さっさと服着ろよー、困るだろ」
予感はすぐに確信に変わる。
やっぱり、篠宮くんだった。
ありがとうと思うと同時に、篠宮くんの手のひらで目元が覆われているという事実はちょっと恥ずかしいかもしれない。
しばらくして、みんながちゃんと着替え終えたのか、篠宮くんの手が離れていく。