スパークリング・ハニー
「ひかちゃん、日焼けどめしっかり塗った?」
「え、日焼けどめっ?」
急な話題転換についていけず、首をかしげる。
「油断するとめちゃくちゃに焼けるから気をつけなね? 明日くらいに首の皮べろんべろんになるよ」
「ひっ、ほんとっ!?」
慌てて後ろ首を手で覆った。
もちろんそんなことで強い日差しが防げるはずもない。
そっか、日焼け……。
その存在を完全に忘れていた。
よくよく考えれば、こんな暑い日にずっと外にいるのだから、あたりまえのことだったのに。
「やっぱ忘れてたでしょ。これ貸したげるー」
「ええ神さま!」
手渡された日焼けどめのチューブ。
ほんとうに気が利くなぁ。
神さま、ならぬ、みなみさま。
至極感謝しながら、ありがたく使わせていただいた。
そんなみなみちゃんは、鞄からキャップを取り出してかぶっている。用意周到だ。
さすが慣れているだけある、なんて思っていると。
「光莉、これよかったら!」