スパークリング・ハニー


それにしても、日焼けどめを貸してくれるみなみちゃんに、キャップを貸してくれる篠宮くん。なんだかほんとうに似ているな。


感心しつつ、またマネの仕事の方へ戻っていくこもりんの後ろ姿をぼんやり見送っていると、ふと、みなみちゃんが。




「今日、ひかちゃんが来てくれて嬉しい」

「ほんと?ジャマじゃないっ?」

「邪魔なわけないよ、いつも応援のとこには男ばっかりだしさあ」

「んふふ」



げんなりとするみなみちゃん。

みなみちゃんほどの美人が故意に顔を歪めるとちょっとおかしくて笑ってしまう。



「それに、ひかちゃんが来てくれると、きっと朝陽も喜ぶ」

「……?」


ひかちゃんが来てくれると、の続きが上手く聞き取れなくて。

首をかしげるも、みなみちゃんは曖昧にわらってごまかした。



────その表情が少し寂しげだったのは私の見間違い、だったのかもしれない。





< 58 / 299 >

この作品をシェア

pagetop