スパークリング・ハニー
同じくらい、って篠宮くんは言うけれど。
きっと全然ちがうよ。
ほんとうに、いいの?
「……近づいても、いいですか」
「ふは、敬語」
「だ、だって!」
「いいに決まってる」
とびきりの、いい笑顔。
月明かりの下、輝くような。
「友達、ってことだよな」
「篠宮くんと、私、が」
「そう」
ともだち、の響きがジーンとくる。
名前をつけるならクラスメイト、だった関係が変わる。
嬉しい。
どうしたってそわそわしてしまって、ふと、視線を上に向ければ。
「わ、綺麗」
「ん?」
「空、見て! 星!」
「ほんとだ」
神社のなか、灯りが少ないためか、数えきれない星が夜空を埋めつくしている。いいもの見ちゃった。
隣を歩く篠宮くんの横顔。
星空に感動して、すげー、と呟いている。
とく、とまた胸のあたりがあつくなった。
このときめきはあの星の瞬きに似ている。
不規則に、ちかちか、きらきら。
ひかりが強くなったり弱くなったり。
一瞬も見逃したくない、ずっと見ていたい。
こんな気持ちになるのは、いつも、篠宮くんといるときだ。