無気力なキミの独占欲が甘々すぎる。
「女に突き飛ばされたみたいだけど」
「は、はぁ……って、はぁ!?」
お、女に突き飛ばされたって、佑都先輩いったい何したの…。
「関係切るために話したら突き飛ばされたらしいよ」
ハハッと笑いながら白坂先輩は話すけど、
それって一歩間違えたら……というか、ふつうに犯罪に近くない??
「なんか佑都のやつ女関係ぜんぶ切ってるみたいなんだよねー。女にだらしないで有名なくせにさ」
なんでいきなりそんなことしてるんだろうって疑問には思う。
「たぶんだけど……
あいつ本気になったんかなーって思う」
「……?」
いまいち理解できず、会話はそこで終了。
そしてようやく到着した場所に驚いた。
目の前にそびえ立つ高層マンション。
な、なんだここ……。
驚いて口をあんぐり開けていると、白坂先輩が「ほら、そんな間抜けな顔してないでいくよ」さらっと侮辱の言葉を吐かれた。