無気力なキミの独占欲が甘々すぎる。
先輩が座っているソファの近くにある大きなガラステーブルにマグカップを2つ置く。
「あ、そーだ。冬花ちゃん、あそこにある白い袋取ってくれる?」
キッチンのそばにあるダイニングテーブルのほうを指差して言ったので、そちらを見ると、
何やら白い大きな袋が2つ置いてある。
言われたとおり、それを先輩の元へ持っていき、先輩が座る位置より少し距離を開けてソファに座った。
そして、手渡しすると先輩がその袋をひっくり返して机の上に中身をドバッーと出した。
何が出てくるのかと思えば……。
「え、何これ……、お菓子…?」
袋から出てきたのはたくさんのお菓子たち。
しかも数がものすごいある。
まるでコンビニにあるお菓子の棚ごと買い占めてきたのかってくらい。
チョコやグミ、アメ、クッキー。
そのほかにもタピオカが入った飲み物とか。