転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ
「しかし、このお姫様もついてないよな。皇宮から逃げ出したってことにされるんだろ」
「――こら、これ以上この娘の前でしゃべるな。あとで面倒なことになるだろう」
「兄貴はびくびくしすぎだ。子供の言うことなんか、誰も本気にするものか。それに、雇い主のことまでしゃべったわけじゃないし」
「いいから黙ってろ。お前をこの計画に入れたのは失敗だったな」
三人の中で、『兄貴』と呼ばれた人物が中心になって計画を進めているようだ。他の二人は彼の指示で動いているらしいとヴィオラは推測する。
「だが、馬車を停車させておく者は必要だっただろう。この娘、常に侍女を連れて歩いているんだから――逃げ出したように見せるには、侍女も連れ去らなければならないしな」
ニイファは完全に意識を失ってしまっているし、ヴィオラひとりなら何もできないないと彼らは考えているのだろう、きっと。
その証拠に、ヴィオラの前に推理するための材料をいくつも投げ出している。雇い主という言葉が出てきたということは、彼らは下っ端。
だから、他に命令している人がいるわけで――黒幕が誰なのか見つけ出さないと罪に問うことはできない。
(たぶん、この人達、イローウェン王国の人じゃないんだ)
逃げ出したように見せるいうことは、どこかで罪をイローウェン王国になすりつけということ。
人質としてこの国に来ているのに、その役目を果たさず逃げ出したとしたら、ヴィオラの立場は悪化するし、それ以上に帝国の周囲にある国の中でイローウェン王国に対する信頼もガタ落ちになってしまう。
「――こら、これ以上この娘の前でしゃべるな。あとで面倒なことになるだろう」
「兄貴はびくびくしすぎだ。子供の言うことなんか、誰も本気にするものか。それに、雇い主のことまでしゃべったわけじゃないし」
「いいから黙ってろ。お前をこの計画に入れたのは失敗だったな」
三人の中で、『兄貴』と呼ばれた人物が中心になって計画を進めているようだ。他の二人は彼の指示で動いているらしいとヴィオラは推測する。
「だが、馬車を停車させておく者は必要だっただろう。この娘、常に侍女を連れて歩いているんだから――逃げ出したように見せるには、侍女も連れ去らなければならないしな」
ニイファは完全に意識を失ってしまっているし、ヴィオラひとりなら何もできないないと彼らは考えているのだろう、きっと。
その証拠に、ヴィオラの前に推理するための材料をいくつも投げ出している。雇い主という言葉が出てきたということは、彼らは下っ端。
だから、他に命令している人がいるわけで――黒幕が誰なのか見つけ出さないと罪に問うことはできない。
(たぶん、この人達、イローウェン王国の人じゃないんだ)
逃げ出したように見せるいうことは、どこかで罪をイローウェン王国になすりつけということ。
人質としてこの国に来ているのに、その役目を果たさず逃げ出したとしたら、ヴィオラの立場は悪化するし、それ以上に帝国の周囲にある国の中でイローウェン王国に対する信頼もガタ落ちになってしまう。