転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ
「でも、なぜ……?」
「ヴィオラが遅いので、母上が心配したんだ。ヴィオラを迎えに行ったんだが……そこで、イローウェン王国の服を着た者達とすれ違った。てっきり、ヴィオラのところに来た使者だと思ったんだがな」
「その時、侵入者がいたようだと警備の者から報告があったのです」
ヴィオラの屋敷にいる使用人達に確認したところ、イローウェン王国からの使者など来ていないという報告だった。
もちろん、それがすぐにリヒャルトの頭の中でヴィオラが行方不明になったこととつながったわけではない。
けれど、ヴィオラとニイファの行方を追い、別の部隊には不審人物の追跡を命じと探し出そうとしていたところ、ふたつのグループの追っている先がひとつになった。
最終的にこの小屋に狙いを定め、中にヴィオラとニイファがとらわれているのに気づいた時に、ちょうどひとり出てきた。帰りが遅いと言われていた『兄貴』だ。
小屋の中の様子をうかがいながらも、彼をとらえ、男達の注意がヴィオラとニイファから離れたところで一気に攻撃をしかけたというわけだ。
「助けに入るのが遅くなってすまなかった」
「大丈夫、です」
助けが来るなんて思っていなかった。あのまま連れ去られるとか、殺されるのだと思っていた。助けを期待していなかった分、助かった時の安堵感は大きくて……。
お礼を言わなければと思うのに、言葉が出てこない。
「ヴィオラが遅いので、母上が心配したんだ。ヴィオラを迎えに行ったんだが……そこで、イローウェン王国の服を着た者達とすれ違った。てっきり、ヴィオラのところに来た使者だと思ったんだがな」
「その時、侵入者がいたようだと警備の者から報告があったのです」
ヴィオラの屋敷にいる使用人達に確認したところ、イローウェン王国からの使者など来ていないという報告だった。
もちろん、それがすぐにリヒャルトの頭の中でヴィオラが行方不明になったこととつながったわけではない。
けれど、ヴィオラとニイファの行方を追い、別の部隊には不審人物の追跡を命じと探し出そうとしていたところ、ふたつのグループの追っている先がひとつになった。
最終的にこの小屋に狙いを定め、中にヴィオラとニイファがとらわれているのに気づいた時に、ちょうどひとり出てきた。帰りが遅いと言われていた『兄貴』だ。
小屋の中の様子をうかがいながらも、彼をとらえ、男達の注意がヴィオラとニイファから離れたところで一気に攻撃をしかけたというわけだ。
「助けに入るのが遅くなってすまなかった」
「大丈夫、です」
助けが来るなんて思っていなかった。あのまま連れ去られるとか、殺されるのだと思っていた。助けを期待していなかった分、助かった時の安堵感は大きくて……。
お礼を言わなければと思うのに、言葉が出てこない。