転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ
「先ほどから歩き方がおかしいが、どうした? もし、怪我をしているようなら抱えていくが」
「ただの靴擦れだから大丈夫です。サボを履いているし」
昨日、数時間にわたって庭園をさまよったのだ。華奢な晩餐会用の靴で歩き回ったせいで、あちこち靴擦れになってしまった。
そう説明したら、リヒャルトはますます困ったような顔になった。
「それは、こちらの不手際だ。晩餐会の会場から追い出すにしても――帰る手段くらいは、用意しておくべきだ。しかも」
「昨日のは……もういいです。もうちょっと上手に話を進めればよかったんです」
差し出がましいとは思ったけれど、リヒャルトの言葉を途中で遮るみたいにして話を打ち切る。
「私の説明のしかたもよくなかったと思うから」
そう付け加えたら、彼はますます申し訳なさそうな表情になった。
(意外と、誠実、かも?)
ここにきて、急にヴィオラのリヒャルトに対する評価は急上昇した。
彼は命がけで湖に落ちたヴィオラやニイファを救ってくれたのだから、そもそも低評価だったのが先方に失礼だ。
「あの、私……ちゃんとお礼申し上げてなかったですよね。私とニイファの命を救ってくださってありがとうございます」
あの時、自分だけ救い出されていたら、きっと今頃こんな穏やかな気持ちでここにいることはできなかっただろう。
ニイファは、ヴィオラにとってはただの侍女ではない。姉のように慕ってもいるし友人でもある。今のヴィオラにとっては一番大切な人なのだ。
「ただの靴擦れだから大丈夫です。サボを履いているし」
昨日、数時間にわたって庭園をさまよったのだ。華奢な晩餐会用の靴で歩き回ったせいで、あちこち靴擦れになってしまった。
そう説明したら、リヒャルトはますます困ったような顔になった。
「それは、こちらの不手際だ。晩餐会の会場から追い出すにしても――帰る手段くらいは、用意しておくべきだ。しかも」
「昨日のは……もういいです。もうちょっと上手に話を進めればよかったんです」
差し出がましいとは思ったけれど、リヒャルトの言葉を途中で遮るみたいにして話を打ち切る。
「私の説明のしかたもよくなかったと思うから」
そう付け加えたら、彼はますます申し訳なさそうな表情になった。
(意外と、誠実、かも?)
ここにきて、急にヴィオラのリヒャルトに対する評価は急上昇した。
彼は命がけで湖に落ちたヴィオラやニイファを救ってくれたのだから、そもそも低評価だったのが先方に失礼だ。
「あの、私……ちゃんとお礼申し上げてなかったですよね。私とニイファの命を救ってくださってありがとうございます」
あの時、自分だけ救い出されていたら、きっと今頃こんな穏やかな気持ちでここにいることはできなかっただろう。
ニイファは、ヴィオラにとってはただの侍女ではない。姉のように慕ってもいるし友人でもある。今のヴィオラにとっては一番大切な人なのだ。