転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ
「リヒャルト様は、とても強いんでしょ?」
「もちろん。ヴィオラ様の馬車が湖に転落した時も――」
「よけいなことを言うな」
セスの言葉をぴしゃりと遮ったリヒャルトだったけれど、不快な様子は見受けられない。
どうやら、セスとは比較的友好な関係にあるんだろう。いや、親友に近いのかもしれない。護衛騎士というセスの立場を考慮するならば。
「……それで、貢物がどうかしたのか?」
「ミナホ国から食べ物が献上されたのですが、初めて見る食材でして。宮中にミナホ国に詳しい者がいないので、市中に出て探す許可を得たいのです。騎士団ならば問題なく食べられるだろうということで回ってきたのでしょうが、我々だって知らない食材は食べませんよ」
セスがちょっと不機嫌な顔になった。彼が不機嫌になる理由に思い当たらなかったけれど、ヴィオラはリヒャルトの袖を引っ張った。
「ミナホ国って……聞いたことないんですけど」
大陸にある国ならば、歴史と歴史の授業で習ったことがある。だから、大陸の国は全部知っているけれど、ミナホ国なんて聞いたこともない。
「海の向こうにある国なんですよ。以前から商人単位での行き来はあったのですが、最近、こちらの大陸にある国と正式に国交を開きたくなったようです」
「とりあえず、実物を見てみようか。ヴィオラ、見学が途中で申し訳ないが一緒に来てくれないか。リンデルトに引き合わせておきたい」
「わかりました。一緒に行きます」
見学が途中になってしまったのは残念だけれど、リヒャルトが引き合わせたいという相手であれば、早めに会っておいた方がいいだろう。
「もちろん。ヴィオラ様の馬車が湖に転落した時も――」
「よけいなことを言うな」
セスの言葉をぴしゃりと遮ったリヒャルトだったけれど、不快な様子は見受けられない。
どうやら、セスとは比較的友好な関係にあるんだろう。いや、親友に近いのかもしれない。護衛騎士というセスの立場を考慮するならば。
「……それで、貢物がどうかしたのか?」
「ミナホ国から食べ物が献上されたのですが、初めて見る食材でして。宮中にミナホ国に詳しい者がいないので、市中に出て探す許可を得たいのです。騎士団ならば問題なく食べられるだろうということで回ってきたのでしょうが、我々だって知らない食材は食べませんよ」
セスがちょっと不機嫌な顔になった。彼が不機嫌になる理由に思い当たらなかったけれど、ヴィオラはリヒャルトの袖を引っ張った。
「ミナホ国って……聞いたことないんですけど」
大陸にある国ならば、歴史と歴史の授業で習ったことがある。だから、大陸の国は全部知っているけれど、ミナホ国なんて聞いたこともない。
「海の向こうにある国なんですよ。以前から商人単位での行き来はあったのですが、最近、こちらの大陸にある国と正式に国交を開きたくなったようです」
「とりあえず、実物を見てみようか。ヴィオラ、見学が途中で申し訳ないが一緒に来てくれないか。リンデルトに引き合わせておきたい」
「わかりました。一緒に行きます」
見学が途中になってしまったのは残念だけれど、リヒャルトが引き合わせたいという相手であれば、早めに会っておいた方がいいだろう。