転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ
 数日後、皇妃からのお茶会の招待状がヴィオラのもとに届けられた。招待状をヴィオラから見せられたニイファが驚愕の声を上げる。

「まあ、皇妃陛下からのお茶会の招待だなんて……しかも、今日の午後!」

「先日のお礼も兼ねているんですって。別にたいしたことじゃないのにね」

 皇妃はヴィオラの発言を聞いて、キノコのポタージュは大半を残したそうだ。多少気分悪くはなったけれど、寝込むほどの事態にはならず、そのことについてもヴィオラに感謝してくれているらしい。

「まあ、そうだったのですね。それならば、気合いを入れて用意をしなくては!」

 なぜか、ヴィオラよりもニイファの方がウキウキとしている。

 動き始めた彼女は、皇妃とのお茶会にふさわしいティードレスを探してクローゼットに駆け寄った。

 国から持たされたものの中でも装飾が多く、年齢相応のかわいらしさが強調されたドレスを選ぶ。

「ヴィオラ様の可愛らしさを強調した装いにしましょう」

「私、もう大人なんですけど……?」

 外側は十二歳だけど、中身は十八歳だ。そして、この国では十五を過ぎれば立派な成人だ。大人だと主張してもいいと思う。

「いえ、まだ子供ですよ、ヴィオラ様。それに――まだ子供であるということは、ヴィオラ様にとって、大切な武器の一つなんですよ」

 珍しくニイファがそんなことを言うから、ヴィオラは目を瞬かせた。大切な武器とはどういうことだろう。

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