隠れ蓑〜Another story〜


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着くなりアルコールを注文して向かいかって無言で見つめ合う。

こんなに近くでマジマジと山下先輩を見るのは初めてだったが、本当に綺麗でつい見入ってしまう。





「、、山口さんって、、、本当に可愛い顔してるわね。受付嬢に選ばれるのも納得だわ。」

「えっ、、!?」






山下先輩もこちらをじっと見つめて、独り言のように呟いた意外な言葉に驚いて声を上げる。

しかもよく言われる言葉もそんな面と向かって言われると、つい照れてしまう。


真っ赤になって俯くと更に一言。









「可愛いわね。それくらいで照れるなんて、、、言われ慣れてると思った。ちょっと山口さんの印象変わった。てっきり猫かぶってるタイプだと思ってたから。」

「猫は被ってますよ、、勿論。でもそれじゃあ先輩みたいになれないって最近、特にそう思うので。先輩は、、私の憧れですっ!永遠に!!!」






机に手を強く振り下ろして、つい感情を爆発させてしまう。




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