隠れ蓑〜Another story〜

*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*


あれから数ヶ月だった。




その間にも、晶帆を誘って店長のいる居酒屋に足を運んだが気まずさは全く無くて、店長の惚気話も笑顔で聞けるくらい私の中では終わった恋だと再確認した。


それなのに、、こんなにも気持ちが落ちてしまう。






仕事中にも関わらず、ポケットに入った携帯の画面ばかり見てしまう。

こんなの私らしくない。







何故ならば、あの日から彼に会えずにいるのだ。

あの日、、家に帰りついてた連絡を入れた時に声を聞いたのが最後でこの数ヶ月、連絡が取れないのだ。




元々、忙しい人で頻繁に飲みにいっていたのが奇跡のような事だったのかもしれないがここまで連絡が取れないとさすがの私も凹んでしまう。


彼の所為で仕事もミスをしてしまい、散々だ。





少し残業をして、トボトボと更衣室に向かっていると向かいから津川さんと晶帆が歩いてきているのに気づき慌てて声を掛けた。