隠れ蓑〜Another story〜
少し体を揺すって、耳元に口を寄せる。
「朝ごはんも出来たよ?ほら、、昨日何も食べてないから、、少しでもいいから食べて欲しいの。圭くんと一緒に朝ごはん食べたい。」
そう呟けば、ゆっくりと目を開ける彼。
目が合うと優しく目尻が下がって、優しく頬を撫でられた。
「ん、、ありがと。晶帆が作ってくれた朝食食べるよ。もちろん、晶帆と一緒に。」
「うん、食べよ?今なら猫舌の圭にピッタリな温度になってるから。」
笑顔で声を掛けるとベットから起き上がり、枕元に置いておいた服を身につけて私の後をゆっくりと付いてくる。
2人で向かい合ってテーブルにつくと、彼が手を合わせた。
「、、いただきます。」
「じゃあ私もいただきます。」
寝ぼけ眼の彼は、朝食に手を伸ばしゆっくりと時間を掛けて食べ進めていく。
食べ始めたの頃はまだ夢の中にいる彼も、徐々に目が冴えてきて食べ終わる頃には完全に覚醒する。
「ご馳走さま。今日も美味しかった。いつもの事だけど、、寝ぼけててごめん。急いでシャワー入ってくる。」
「ううん、、私ね、普段のカッコいい圭くんも勿論ステキだけど、、寝ぼけてる可愛い圭くんも好きなの。なんかそういう隙を見せてもらってるのが特別な気がして凄く嬉しい。」