隠れ蓑〜Another story〜

時期社長である彼には、それに見合う素敵な女性と結婚する必要があるだろう。






就業時間になり、2人で会話をしながら受付へ向かった。

すると丁度受付に辿り着いた所で、エレベーターから重役の方々がロビーへ降りてきた。



その中に愛しい彼の姿もある。

何やら難しそうな顔で会話をしながらロビーを足早に駆け抜けていく。

そんな姿に胸が苦しくなる。








折角、想いが通じあったのに彼という存在が大きすぎて、、どんどん彼が遠く感じる。




「、、先輩、津川さん。本当に凄いですね。大切なものができると男の人ってどうしてあんなにカッコイイんでしょうね。」

「圭くんはカッコイイよ。今も、、昔も。」

「、、そうですね。惚気ならもっと幸せそうな顔で惚気て下さいよ。そんな寂しそうな顔してると津川さんが心配しちゃいますよ、、?」

「うん、、そうだね。」










顔を引き締めて真美ちゃんと重役の方々に頭を下げる。





「「おはようございます。」」

「あぁ、おはよう。今日も2人は爽やかだね。朝から2人の顔を見ると仕事もはかどる気がするよ。」

「分かりますっ。その爽やかな挨拶に美しい笑顔に癒されますな〜。」

「用がなくてもつい、受付を通りたくなりますよね。」




社長が声をかけて下さると、周りにいらした重役の方々もお世辞だと分かっているが有り難い言葉を掛けて下さった。

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