隠れ蓑〜Another story〜
様々な声が聞こえて、我に返った。
「っ、、、!」
こんな人が大勢いる所で、しかも業務中になんてことしてしまったのだろう。
取り敢えず、彼から離れなければと体を引くと更に力が込められる。
「圭くんっ、、!?取り敢えず離しっ、、、!」
「祝福されてるし、いいと思うけど。それよりも気分が凄くいいから、、暫くこのまま、、。」
「駄目だよっ!?私は兎も角、圭くんに迷惑が掛かるよ!?!?そ、それに凄い人が見てるから!!か、神田様だってまだ、、。」
そう言って神田さんに視線を向けると、いつのまにか居なくなっていた。
そして大号泣した真美ちゃんと目が合った。
「っ、、真美ちゃんっ!?どうしたの!?」
「私、、嬉しいんですっ、、、!!!!やっと2人が結ばれて、、こんなに嬉しいなんてっ!!私はっ今日の日を一生忘れません!!!」
真美ちゃんがあまりにも泣いて喜んでくれるものだが、いつのまにか涙は止まって自然と笑っていた。
「うん、、ありがと、、、真美ちゃん。私も忘れないよ、、この瞬間を。」