隠れ蓑〜Another story〜
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「あ、山口ちゃん。こっち!ごめん、先に始めてたわよ。」
「山下先輩、遅くなりましたっ、、ってなんで柿本さんが居るんですかー?!今日は2人で飲む予定じゃなかったですか?!?!」
常連となった居酒屋で彼女が美味しそうにアルコールを飲んでいるのを眺めていると晶帆の直属の後輩である山口真美がやってきた。
俺に気づいた山口さんは、嫌そうな表情を浮かべながら近づいてきた。
「ごめんね?莉子ちゃんを飲みに誘ったら先約があるっていうからさ。誰と飲むのか聞いてみたら君だっていうから来ちゃったよ。面識が無いわけじゃないし、別にいいでしょ?ちなみにここは俺が奢るから好きなだけ飲み食いするといいよ。」
「えっ!?奢りですか?!?!じゃあ居てもいいです。いえ、寧ろ居てください。」
そう声を掛けた途端、手の平を返したかのような清々しい態度にクスッと笑ってしまう。
「、、山口ちゃんって分かりやすいわね。まぁ、いいけど。それはそうと話って?どうせ晶帆絡みの事だと思ったけど。」
「勿論そうですよ!!あ、店長〜生下さーい!!聞きました?!?!式は挙げないって話!!!!」
素早く注文を済ませた山口さんの口から興味深い言葉が聞こえて2人の会話に耳を傾ける。