隠れ蓑〜Another story〜


「それは俺からの結婚祝いのプレゼント。それとずっと言えなかったけど、、。」


真っ直ぐとこちらを見た光さんは笑顔でこちらに近づいてくる。

そして目の前まで来ると立ち止まって優しい笑顔を見せてくれた。





























「結婚、おめでとう。」







その言葉に涙が溢れた。


光さんの事をあんなに利用して、傷つけてしまったのにまさか祝ってもらえるなんて。






「ほら、そんなに泣くと化粧が取れちゃうでしょ?それよりも時間がないよ。早く行くよ!!!」


そう言って手を引かれた。






「行くって何処にですかっ、、!?」


私の手を引きながら、何処かへ足早に向かう光さんの後ろ姿に問いかけると振り返って困ったように笑った。






たどり着いたのは大きな扉の前。

そしてようやく解放された手。








「さ、覚悟を決めて中に入って?」

「一体中には何があるのですか、、、?」

「それは勿論、愛しい人が待ってるよ。」

「それって、、圭くん、、、?」

「うん、そう。でも、、それだけじゃないけどね?」





そう言って背中を優しく押された。



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