隠れ蓑〜Another story〜
「ごめんね?晶帆、、、でも〝ペナルティーって言ったよね?〟だから約束は守ってもらうよ。初めての経験で緊張するだろうけど、頑張って?」
「何言って、、、?」
「大丈夫。あいつの着飾った姿を誰にも見せたくないって思ってるんだろ?でもこう考えてみたらどう?あいつは晶帆だけのモノ。だから見せつけてやったらいいんだよ。晶帆には圭しか見えてないように圭にも晶帆しか見えてない。だからどんなにギャラリーがいようとも大丈夫。さぁ、行っておいでお姫様。君の王子様が扉の向こうで待ってる。」
そう言って開かれたドア。
パイプオルガンの音が響くチャペル。
目の前には愛しい彼の姿。
そしてチャペルと続く長い長いバージンロードの両脇には知った顔以外にも多くの人。
「っ、、これは、、、?」
「俺もさっき聞いた。、、光と約束してたんだろ?次謝ったらペナルティーでモデルとしてランウェイを歩くって。そしてあの日、晶帆は何度も謝ってた。だからこれは光からのペナルティーだ。」
「っ、、そんなっ、、、!」
「俺は感謝してる。こんなにも綺麗な晶帆を自分のモノだと周囲に知らしめる事ができる場を設けてもらえた事に。」