隠れ蓑〜Another story〜
暫く車を走らせた彼は、お洒落なイタリアンの店の駐車場に車を停めた。
「、、ここ、俺の知り合いがしてる所で何食っても美味いから期待してて。因みに食べれないものとかある?」
「いえ、特にはありません。」
「そう、、なら良かった。じゃあ降りるよ?因みにここでも恋人関係で通すから、そのつもりで。」
そう言った彼は、車から降りると助手席のドアを開け私に手を伸ばした。
また優しく手を繋がれて、そのまま店内へと足を踏み入れる。
「いらっしゃいませ。2名様ですね?カウンターと個室はどちらが宜しいですか?」
「個室でお願いします。」
「畏まりました。ではご案内致しますのでこちらへどうぞ。」
出迎えてくれたスタッフさんの後に続くと、奥の個室へと通された。
少し薄暗い間接照明の個室はとてもお洒落で雰囲気のある部屋だ。
「何食べる?オススメはパスタかな。ここのパスタは何食べても美味いよ。」
そう言ってメニュー表を渡されると、個室のドアがノックされる音がした。
彼が返事をすると1人の男性が入ってきた。
「圭、久しぶり。何食っても美味いとか、、嬉しい事言ってくれるね。それに随分と見ない間に優男になっちゃって。そこの美人な子はお前の彼女か?」