隠れ蓑〜Another story〜
彼からキスされていると気付いて、身体を後ろに引こうと力を入れるがガッチリと顔を手で掴まれている為ビクともしない。
触れるだけのキスは、角度を変え啄むようなキスへと変わっていく。
男性とキスを交わしたのは人生で3人目だったが、その誰よりも優しいキスに涙が出そうになった。
その優しさに、、抵抗することも忘れ、彼からのキスに応えた。
すると急に舌がねじ込まれ、ディープなキスへと激しさを増した。
「んっ、、、っ、、!」
自分の鼻から抜けるような甘い声に、恥ずかしくなり息を止めた。
それでも止まらない彼からのキスに酸素を求めて口を開けるが隙間なく口を塞がれ、酸欠を起こし頭がぼーっとしてきた。
自分の身体を支える事さえもままなくなり、ソファーに倒れこんだ。
彼もそんな私の唇を追いかけ、覆いかぶさる形でキスをし続ける。
「んんっ、、ふぅっ、、っ、、。」
もう自分の甘い声さえ、気にならないくらい彼のキスに翻弄される。
うっすら目を開けると、欲情の色をした彼の瞳と目があって心臓が飛び跳ねた。