不思議の国のティーパーティー
「何をしてもつまらないわ」
天蓋を見つめながらもう一度大きなため息をついた。
と同時に部屋のドアをノックする音がなった。
ため息と重なってしまい聞こえづらかったが、「お嬢様紅茶をお持ちしました。失礼します」とアオイの声が聞こえたため、その音は確信に変わった。
「どうぞ」
ため息混じりの返事で返す。
「お嬢様、ベッドにいたのですね。新品のドレスにシワがついてしまいますよ」
アオイの第一声にあなたまでそんなとこを言うのねと、100回目のため息。
「知らないわ」
顔をふいっと背け、重い体を起こした。
「皆様今日の日を楽しみにしていたのですよ。きっと楽しい一日になります」
アオイがキラキラした笑顔を向ける。
「みんなって、あたし以外のみんなでしょ」
可愛くないってことは自分でも分かってる。
でも、言わずにはいられなかった。