不思議の国のティーパーティー


「国を巻き込んでバースデーパーティーなんて、どうかしてるわ」

「それほど、皆様お嬢様のことを思っているんです」

「騒ぎたいだけでしょう。理由なんてなんでもいいのよ。今日はそれがあたしの誕生日だったってだけ。ここの国民たちはそういうものだから」


「いただきます」も言わず、アオイの入れた紅茶に口を付けた。



「ふふ…お嬢様相変わらずですね」



アオイが困ったように笑う。



「早く明日にならないかしら。どうせ明日も退屈だけど、今日みたいな面倒な1日は一刻も早く過ぎ去って欲しいわ」



101回目のため息に、アオイは「そうだ」と新しい話を切り出した。



< 7 / 90 >

この作品をシェア

pagetop