不思議の国のティーパーティー
「国を巻き込んでバースデーパーティーなんて、どうかしてるわ」
「それほど、皆様お嬢様のことを思っているんです」
「騒ぎたいだけでしょう。理由なんてなんでもいいのよ。今日はそれがあたしの誕生日だったってだけ。ここの国民たちはそういうものだから」
「いただきます」も言わず、アオイの入れた紅茶に口を付けた。
「ふふ…お嬢様相変わらずですね」
アオイが困ったように笑う。
「早く明日にならないかしら。どうせ明日も退屈だけど、今日みたいな面倒な1日は一刻も早く過ぎ去って欲しいわ」
101回目のため息に、アオイは「そうだ」と新しい話を切り出した。