剛力家の三兄弟
禎憲さんが乗れる物ならと思ったけど、流石に他人様の子供に何かあっては、取り返しがつかないし…
「禎憲さん、キャラクタータウンに行きましょ?」
「キャラクタータウン?」
日曜日とあって、どこもかしこも混んでいる。
「しかし、どっから湧いてくるんだ?
遊園地は全国各所に有るだろ?」
「それだけ、ランドは人気なんですよ?
あっショップに入って良いですか?
行ってみたいと思ってたショップがあるんです」
「ああ、いいけど、ショップも混んでるだろ?
俺が澪見てるから、真奈美はゆっくり観てきたら?」
「禎憲さんの意見も聞きたいので、一緒に来て下さい」
ベビーカーだと身動き取れないからと、ショップ前において、澪を禎憲に抱いて貰い、ショップの中に入った。
そこでも真奈美は、若いママさん達から、禎憲への熱い眼差しを感じた。
「ホント・・どこに行っても人気ですね?」
「ホントだな?ショップまで人気なんだな?」
そりぁーショップだって人気ですよ?
人気ですけど、私が言ってるのは…
「はぁ・・・」
「ん?今なんか言った?」
「いいえ。何も言ってません」
真奈美は、禎憲のイケメンさをどうする事も出来ない為、諦めることにして、澪のベビー用品を見繕う事にした。
「澪ちゃんには、どっちが似合うかしら?」
「え?澪の物買うの?
他所の子の為なんかやめとけよ?
真奈美が欲しい物にしろよ?」
真奈美は禎憲の話は聞かず、オモチャを買うつもりで、いくつか澪に見せていた。
「あっこれはどうかな?
ほら、澪ちゃんカラカラ音が鳴りますよ?
あっこっちの方が良いかな?
ねぇ禎憲さん、これどう思います?
洋服は留衣さん達の好みもあるだろうし、オモチャの方が良いですよね?」