剛力家の三兄弟
禎憲の言葉に、真奈美は驚き、怒りは頂点になっていた。
(バッシャン!)
テーブルへ置いてあった、ユリ用のグラスの水を、真奈美は禎憲の顔へぶち撒けたのだ。
「あっ!?」
それを見ていた、明憲とユリは、驚きの声をあげた。
「ちょっとは、目覚めました?」
「真奈美?」
「禎憲さんは、三兄弟の中でも1番頭いいんじゃ無いんですか?
ユリさんのやってる事って、恐喝ですよね!
私の為に恐喝に屈して、私が喜ぶと思って居たんですか!」
「真奈美・・・」
「ユリさん、どんな作り話でも流して貰っても構いませんよ?
剛力家の皆さんは、そんな事くらいで、信用無くす様な仕事して来てませんから!
剛力家の皆さんは、一般の人が考える、10倍も100倍も上に行ってるんです!
ユリさんが何かしようものなら、ユリさんだけじゃなく、ユリさんの家族全てが抹消されますよ?
そんな剛力家の嫁になる覚悟した私が、そんな事くらいで悲しむわけないでしょ?
さぁどうします?
まだ、続けますか?」
ユリは、驚きと恐怖で顔を強張らせていた。
そして、謝罪をすると逃げる様に帰っていった
「真奈美ごめんな?
そんなに俺の事好きで居てくれたなんて、マジで嬉しいわ!」
真奈美に謝罪し、仲直りのキスをしようとした禎憲の顔を、真奈美は思いっきり拳で殴った。
「痛っ!」
「勘違いしないで!
私は禎憲さんを許した訳じゃありません!
結婚の話も白紙に戻してますから!」
「えっ!
だって、さっき!」
「いつまでも、ユリさんに私の周りウロチョロされたくなかったから、ああ言っただけです!」
真奈美の言葉に、明憲と禎憲二人は驚いていた。
そして明憲は、
“ 剛力家の嫁はやっぱり強い見たいだな? ” と言って禎憲の肩を叩いた。