ハウスキーパーはSっ気同級生の豪邸で…


幹太はどうやら千尋の事が気に入ったようだ

「大木も小山も友達思いだよな」

彰も二人の好感度があがってきたみたいだ

「響也、今度遊びに行こうぜ彼女らと」

「えっ?」

「クラスの交流だよ、なっ彰」

「でも……俺誘えない」

彰は少し消極的である

「俺が頑張る」

幹太が張り切っていた

「じゃあ、幹太が頑張れよ」

「関根もって言われたら?」

「それは響也にまかす」

「おい!却下で」



「なんか男子盛り上がってるねー」

千波が後ろ向く

「だね」


ゴールする
朝香、響也の側にいって荷物を受け取る

「ありがとう、楽しかった」

「それはよかった」

オリエンテーリングは無事に終わり学校へ戻り解散になる



夕方……ピンポーン
返事がない……おかしいな、鍵を開けて入る
リビングを覗くとソファーで寝ていた
洗濯を先にまわしたかったけど、まあいいか、疲れたのかな


キッチンで夕食の支度する

「いい匂い」

「あっ、起きた?今日ありがとね、重かったでしょ」

「大丈夫……平気」

「ジャージ脱いで、洗濯まわすから」

「うん、まわしたらリビングに来て」

朝香はリビングに行く

「こっち来て」

リビングの奥にもう一つ部屋がある
ドアをあけるとその部屋の南に室内用の洗濯干しがおいてありサンルームになっていた

「これから洗濯物ここに干して」

「これってサンルーム?」

「うん、雨でも大丈夫だし、二階にいかなくていいだろ?」

「二階ってあたしの為に?あたし二階上がれるよ」

「いいから、別に洗濯だけじゃなく普通にひなたぼっことかできるし、洗濯物たたんだらソファーに置いといてくれれば俺持ってあがるし」

「でも、こんなお金かけて…」

「滝野だけじゃなく、俺がしたって他のハウスキーパーきたって楽だろ、実際今までも年とった人きたことあるし」

「もしかして土日あたしを休ませて作ったの?」

響也は無言になる
洗濯機の止まる音がした
朝香は洗濯物を持ってきて無言で干す

「おい、滝野」

「ごめん、今日はあたし帰る、会社には言っておくから早退にさせてください」

頭を下げて帰っていく



響也はキッチンにいって食事する
階段がきついかと思って作ったのに……飯も全然旨くない

箸をおいてリビング行く
ソファーに座りテレビをつけた

くそっつまんねぇ

側にあったクッションを投げる

喜んでくれると思ったのに…

 
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