ハウスキーパーはSっ気同級生の豪邸で…
響也はリビングでテレビを見ていた
ん?8時になったのに来ない
響也がキッチンに行くと朝香は机にうつぶせになって寝ていた
食事もせず、睡眠不足じゃふらつくわけだ
響也も隣の椅子に座って朝香を見ていると頭をなでた
朝香は目あける
「起きた?」
「寝てたんだ、あたし、あっよだれが」
「気持ちよさそうだったから起こすの迷った、疲れたよな、俺のせいだよな」
響也、机に頭つける
「あーー!」
朝香はビックリした
「俺って何でこうなんだろ、バカなことばかりしてるよな」
「言ってくれる人がいないからだよ、バカなことっていうか三時間の私の為に使うお金の金額じゃないでしょ、あっ、やっぱりバカなのか」
「(笑)そうだな」二人は笑い合う
「8時過ぎてるよ」
「えっ、本当?」
急に立ちあがり膝がまたカクッとなる
「危ない」
響也は朝香を支える
「急に立つから」
「ごめん」
響也がリビングに運んで膝をのばしてくれ朝香の膝をさする
「そういえばさ、オリエンテーリングの時に幹太と彰が大木と小山のこと気に入ったらしくて、幹太が誘うって張り切ってんだよな」
「えっ、そうなの?」
「二人とも彼氏とかいる?」
「いないと思う、千波はいないの確実だけど千尋は自分のことあまり話さないから、いつも未来が宇佐美くんのことカッコいいって話してるのを三人で聞いてることが多いかな」
「この間の事で俺らは引いた」
「謝ってくれたし、症状でないから仕方ないよ」
「なんでかばう?」
「友達だし」
「関根が俺の事話してて、お前は何とも思わねえの?」
「えっ?」
「どういう思いで聞いてるのかなと思って」
「ただ、未来が勝手に話してるからみんな聞いてるだけだけど……」
「俺は別に関根のことは全く興味ないよ、俺が興味あるのはお前……」
ゆっくり朝香に寄っていく
「えっ、ずるいよ私今動けないのに」
「もう仕事時間終わってるよ」
「でも」
「黙れ」
朝香にキスをする
「うっ」
長い、長いよ
「ぷふぁ」
はあ、はあ、
「バカ!息できない、強引すぎ」
朝香は顔を真っ赤にした
「バカ?お前口悪すぎ、もう一回ふさぐぞ」
「ごめん、もうやだー、恥ずかしいよ、あっお母さんが心配する、帰らないと」
「足は?」
「大丈夫みたい、じゃあ明日」
えーと何かあっさりだけど、キスの余韻もないのかよ、さっさと帰りやがって
あいつ初めてだよなー、息できないって言ってたし
朝香は自転車をこいでいた
びっくりしたー、キスしちゃったよ、もう~明日どういう顔して会えばいいの?
普通通りできるかな
家につく
「お帰り、遅かったね」
「帰る少し前に膝でちゃってしばらく休ませてもらったから」
「そう」
「宿泊訓練でもなっちゃって、手術も考えてみようかな」
「病院探してみようね、前通ってたとこは入院施設なかったし」
「うん」